「ARBURG(アーブルグ)電動射出成型機オールラウンダーA、GE、TREND」

 

共通仕様

80%以上の構成部品は同社のオールラウンダーシリーズに最適化された自社設計製造です。それらは自動化された各種切削研磨、窒化処理、焼入れ、外装塗装等が行われた後、室温管理されたドイツ/ロスブルグ工場で熟練工によりハンドビルドされています。モジュールコンセプトと呼ばれる方式を採用し可塑化シリンダーをユーザー自身で交換することで全ての樹脂に1台で対応することが出来ます。交換には1時間程度で完了できるように設計されております。この方式は豊富にあるサイズの型締ユニットと射出ユニットを組合わせることで共通部品を増やし短納期、コストパフォーマンス、地球環境にも配慮されています。

 

電動射出成形機のコア部品である軸運動に変換する流星ギア*1、型締力得るためのトグルを自社設計製造しサーボモーター供給元のAMK社を2021年に吸収合併し、より完成度の高い電動射出成形機が完成致しました。連続高負荷運転時でも熱的安定性を得るために同機で使用されるサーボモーター、エレクトロニクスコンポーネント、小型アキュムレーター式油圧パワーユニットは水冷化されております。

マルチコンポーネント成形に対応するオールラウンダーMore、スクリュー径Φ8マイクロインジェクションユニットを選択できるオールラウンダーA、コストパフォーマンスとオールドライブで培った技術を搭載し高機能を両立したスタンダード電動機オールラウンダーGolden Electric
独/K-Show2025にて発表となった新型電動機オールラウンダーTREND
機械構成部品のほとんどを内製するアーブルグが可能にする短納期、イニシャルコスト、設置スペースを削減しニーズに対応。
更に2026年以降本格稼働するアジア新工場にて製造されリードタイムを短縮致します。
 

機械ラインナップ

オールラウンダーA:ハイエンド電動射出成形機オールドライブ

タイバー間隔270x270から920x920mm 型締力350から5,000kN  スクリュー径Φ8から80(10.6から1,407㎤)

 

オールラウンダーGolden Electric:コストパフォーマンスに優れるエントリーモデル

タイバー間隔370x370から570x570mm 型締力600から2,000kN  スクリュー径Φ20から55(31から474㎤)

 

オールラウンダーMore:電動マルチコンポーネント射出成形機

タイバー間隔570x570mm 型締力1,600から2,000kN  スクリュー径Φ18から35(23から115㎤)*2

 

オールラウンダー720E Golden Electric

新設計の型締ユニット、外装デザインにより同型の従来機より省スペースを実現。

特に横幅を大幅にスリム化したことにより周辺機器用のスペース、金型脱着の作業スペースや可塑化シリンダーのメンテナンススペースの確保を

行いました。

タイバー間隔720x720mm 型締力2800kN スクリュー径Φ45から70(318から923㎤) 


オールラウンダーTREND
マスプロダクション等に要求されるニーズを網羅し省スペース、短納期、イニシャルコスト削減を達成



・オプションや機能を集約しつつAシリーズの基本設計を取入れ複雑なニーズに対応。
・新型コントローラーGESTICA Lite搭載 次世代コントローラーGESTICAをベースに機能を集約
・電動エジェクターを標準装備
・油圧パワーユニットを標準搭載しコア引抜き等がある金型をオプションなしで搭載可能。
・新型電動射出ユニットは高速射出や長い保持圧時間も安定動作可能な水冷式サーボモーターを搭載
・720E GE同様、省スペース設計。限られたスペースに効率的に設置可能。
・本社工場と専用工場の2ヵ所で製造されアジア地域のご要望に対応致します。

タイバー間隔370x370から570x570mm 型締力500から1800kN スクリュー径Φ20から55(31から474㎤)

 

*1一部の機種 *2豊富なサイズバリエーションから第一と第二ユニットを選択

2023年06月26日